第二十二話 コロナになった
感染力の強いオミクロン株が猛威を奮っている昨今。
コロナに感染してしまった。
ずっと引き篭もっていて何もできていないので、コロナについて書いてみよう。
今回は状況説明でしかないコラムになってしまいそうだけど、お許しを。
「感染経路。」
これがまったくわからない。
1日の感染者がまだ数十人しかいなかったとき新年会を内輪だけでやった。ただ感染したのはボクだけということで、この会がはっきりした感染経路と言えないところもある。ただそれ以外はほとんど事務所に篭っているのもあって、本当にどこからどう感染したかわからずじまい。マスクは常にしていたつもりだが、もしかしたら甘かったのかもしれない。
今日の時点で東京の感染者が1万1千人強。全国でも過去最多5万人以上の人が感染しているようで、このオミクロン株の感染力の強さを表す数字。
「実際どんなん。」
(発症1日前)
とにかく寒くて寒くて仕方がない。背中とお腹にホッカイロを貼ってても悪寒がひどい状態に。喉も少し痛い気がする。ここ15年風邪という風邪をひいた記憶がないだけに、ここらへんでちょっとコロナ感染を意識し出す。
(発症当日)
午前中、ハリネズミの爪を切りに動物病院へ。ボクは車の中で待機。その後ランチをして家に戻ったら、喉が痛くて悪寒がはじまり身体がだるくてベッドに直行。そこからはまったく動けない。熱っぽくてふしぶしが痛い。なにもしていないのに全身筋肉痛に苛まれアタマももうろうとしてくるし、かつてない症状と異常に早い体調の悪化具合からコロナに感染したことを覚悟する。
(感染1日目)
発熱した人は、病院に予約をして一般外来とは別ルートでPCR検査を受けなければならない。 <東京都発熱相談センター> に電話を入れて、いま住んでいる近くの病院を紹介してもらい翌日の午前中に診てもらうことに。体調はまったくかわらず。
(感染2日目)
病院の裏口のようなところから個室に入りPCR検査をしてもらう。結果は翌日。熱は下がったものの、倦怠感とふしぶしの筋肉痛が続く。
(感染3日目)
病院から連絡が入り結果は陽性。まだまだ続く倦怠感と筋肉痛。ここからが大変。それまで関わった人たちに<濃厚接触者となった方へ> というサイトを送り、人任せではあるが感染拡大予防を各自にお願いする。罪悪感しかない。
(感染4日目)
保健所、HER-SYS(厚生労働省新型コロナウイルス感染者等情報管理システム)などから、1日2回ショートメールやLINEで現在の体調を質問形式で回答する。若干ではあるが、倦怠感と筋肉痛が弱まってきた気がする。
(感染5日目)
保健所、HER-SYSの回答。食材や飲料水の入った段ボール3箱、体内酸素測定器が区の施設から届く。これが結構すごくて、カップ麺・お菓子・レトルトカレー・マカロニ・缶詰等しばらく生活するのに困らないものがいっぱい。いきなりだったのでこれには驚き。ありがたや。
(感染6日目)
妻が陽性、息子は陰性という検査結果が出た。家族にもうつしてしまったことで更なる罪悪感。本当に申し訳ない。体調はほぼほぼ完治。
症状発症から10日間自宅療養しなければならないので、残り4日。
「まとめ。」
何度も書いているように、ボクはとにかく倦怠感とふしぶしの筋肉痛にやられている。
鬱っぽい症状もありずっと寝ていたような気がする。6日目にして、やっと起き上がることができるようになった。ワクチンの影響もあるかもしれないけど症状自体は風邪となんら変わりはない。重症化する方もいるので一概にはいえないが、ニュースでも言われているオミクロン株の特徴そのものだった。
実際コロナにかかって思ったことが、体調の悪さより気持ち的な部分の方がつらい。人にうつしてしまったのではないか、辛い思いをさせてしまうのではないか、みたいなところ。「不可抗力だからそんなこと思わなくていい」と言ってくれた先輩もいて、その言葉に救われた。
もし周りにかかった人がいたら、その人のせいにしないであげてください。
感染者の道草次郎からのお願いでした。みなさん体調にはくれぐれもお気をつけくださいませ。
追記)
この期間中、黄桃の缶詰ばかり食べている。